ボディソープをやめた話|乾癬肌が「洗わない」に落ち着くまで【撤退編④】

撤退編

お風呂上がりが、気持ちよくない

長いあいだ、私はいろんなボディソープや石鹸を試してきました。

弱酸性の液体タイプ、アミノ酸系の洗浄剤、無添加をうたう固形石鹸、昔ながらの純石鹸——数えきれないくらい、次から次へと変えてきました。それでも、どれもいまひとつ決め手になりませんでした。

いちばん引っかかっていたのは、お風呂上がりの感覚です。ふつう、お風呂に入ったあとは「気持ちよかった」となるはずですよね。でも私は、その感覚になれない。それどころか、洗ったあとのほうが、かえって痒みが増している気がする。せっかくの入浴が、気持ちいいどころか、肌にとっては刺激になっているのではないか——そんな違和感が、ずっと拭えませんでした。


思いきって「洗わない」ことにした

石鹸を替え続けても行き止まりだと感じたとき、発想を変えてみることにしました。洗浄剤を、そもそも使わないことにしたのです。

とはいえ、不安はありました。まず、汚れはちゃんと落ちるのか。そして、においは大丈夫なのか。洗わないという選択に、正直かなり抵抗があったのは本当です。

実は、洗いすぎない入浴法があるという話自体は、ずっと前から見聞きしてはいました。有名な方が実践していることでも知られていますよね。ただ、それはその人だからできることで、まさか自分がそうなるとは思ってもいませんでした。(ちなみに最近、嫁いだ姉も同じような入浴法だと知って、少し驚きました。)


やってみて、意外だったこと

半信半疑で始めてみると、心配していたことは、思っていたほど問題になりませんでした。

まず汚れ。これは、浴槽の中に乾癬ではがれた皮膚が落ちているのを見て、「ああ、ちゃんと落ちているんだな」と分かりました。ゴシゴシ洗わなくても、お湯に浸かるだけで、落ちるものは落ちている。

そしてにおい。暑い季節に2ヶ月近く続けてみても、自分では気になりませんでした。これは自分の感覚だけだと心もとないので、家族にも確認してもらいましたが、大丈夫とのこと。ここは正直、いちばんほっとした点です。

やってみて思ったのは、私にとってこれまでのやり方は、単純に「洗いすぎ」だったのかもしれない、ということです。良かれと思って毎日しっかり洗っていたことが、私の肌には過剰だった。そう考えると、お風呂上がりのあの違和感にも、ようやく説明がつく気がしました。


ただし「浸かる」ことが肝心

ひとつだけ、大事な注意があります。「洗わない」といっても、シャワーでお湯を流すだけ、では駄目でした。

以前、石鹸を使わずにシャワーだけで済ませていた時期があったのですが、そのときはむしろ悪化してしまいました。今との違いは、湯船にしっかり浸かるかどうか。浸かって肌をふやかすことで、はじめて余分なものがゆるんで落ちていくのだと思います。「洗わない」の正体は「お湯でふやかして落とす」ことであって、ただ流すだけとは別物だ、というのが今のところの実感です。


まだ、様子を見ている途中です

正直に書いておくと、これで「解決しました」と言い切れるわけではありません。

今はお湯に浸かる方法に落ち着きつつありますが、これもまだ試行錯誤の途中です。季節が変われば肌の状態も変わるでしょうし、この入浴法が一年を通して合うのかどうかは、これから確かめていくことになります。まだ完全に安定した、とは言えません。

それでも、「合わないものを一つずつ手放していく」という方向は、間違っていない気がしています。何かを足して良くするより、余計なものを引いて楽になる。私の肌に関しては、どうやらそちらのほうが合っているようです。この先どうなるかは、また変化があったら書き足していきたいと思います。

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