今回はビタミンDのお話です。
今、注目のビタミンD
ビタミンDは、近年とても注目されている栄養素です。
働きは幅広く、骨を丈夫にする(カルシウムの吸収を促す)だけでなく、免疫機能の調整、脳の神経伝達物質のサポートなど、全身の健康維持に欠かせないとされています。
中でも特に、ここ最近注目を集めているのが「免疫機能の調整」の部分です。
かく言う私も、まさにそこに興味があってビタミンDを飲むようになりました。
なぜ私がビタミンDに注目したか
理由は2つあります。
ひとつは、免疫との関係です。アトピーや乾癬は、いわば免疫機能が暴走してしまっている状態と言えます。本来は体を守るはずの免疫が、過剰に反応して自分の肌を攻撃してしまう。だから「免疫の調整」に関わるビタミンDが、何か助けになるかもしれないと考えたんです。
もうひとつは、生活スタイルの問題です。
ビタミンDは、日光に当たることで体内でも作られる、少し特別なビタミンです。ところが私は、大人になってからずっと事務系の仕事で、一日中室内。日光浴ができない生活が続いています。
かといって、今から日光に当たるために職種を変えるわけにもいきません。だったら、足りない分はサプリで補おう。そう考えて、ビタミンDにお世話になることにしました。
余談ですが、外で働く農家さんや職人さんを見ていると、体が丈夫な方が多い印象がありませんか?あれって、お日様に当たっていることも、理由のひとつなんじゃないかと私は思っています。昔の人が「日光浴は体にいい」と言っていたのは、案外的を射ていたのかもしれません。
飲み続けて、何が変わったか
さて、飲み続けて何が変わったか。ここからが本題です。
変化は、意外なところに、じわじわと現れました。
1年後。「あれ?今年、花粉症が軽くない?」
毎年つらかった花粉の季節。それが、なんだか楽なんです。最初は気のせいかとも思いました。
そして2年後。花粉症の症状が、まったく出なくなったんです。
これには驚きました。私の花粉症歴は、なんと40年近く。毎春、当たり前のように悩まされてきたあの症状が、消えてしまった。長年連れ添った(?)花粉症との、まさかの別れでした。
ビタミンDが免疫の調整に関わるという話は、こういうことだったのか、と実感しました。免疫の過剰反応であるという点では、花粉症もアレルギーの一種。そこにビタミンDが効いた、ということなのかもしれません。
でも、皮膚症状には変化がなかった
ところが、です。
これだけ免疫に効いたのだから、当然アトピーや乾癬にも効くだろう——そう期待しました。
でも、皮膚症状には、変化が見られませんでした。
花粉症はあれほど劇的に良くなったのに、肌のほうはうんともすんとも言わない。同じ「免疫の暴走」のはずなのに、なぜ片方だけ?正直、不思議でなりませんでした。
この件については後日書いた飲むだけでは届かなかった話も併せてご覧ください。
それでも、大きな収穫だった
とはいえ、です。
花粉症歴40年近い私にとって、あの症状が消えたことは、これほど嬉しい変化はありません。皮膚に効かなかったのは残念ですが、それを差し引いても、ビタミンDを飲んだ価値は十分すぎるほどありました。春が怖くなくなる、それだけで生活の質がまるで違うんです。
そして、この経験にはもうひとつ意味がありました。
「飲んで体の中から効いた花粉症」と、「飲んでも変わらなかった皮膚症状」。この対照的な結果が、私にあることを考えさせるきっかけになったんです。
それは、口から摂る(経口摂取)ことと、肌から取り込む(経皮吸収)ことの違いについて。皮膚の問題は、もしかすると体の中からのアプローチだけでは届かない部分があるのかもしれない——。
この話は、また別の回でじっくりお話ししたいと思います。
ビタミンDは、私にとって「効くものは効く、効かないものは効かない」をはっきり教えてくれた栄養素でした。でも、40年の花粉症を手放せただけで、出会えて本当に良かったと思っています。

