今回は、シリーズ商品の「合う・合わない」についてのお話です。
リップクリームに、感動した
あるメーカーの、とあるシリーズの商品があります(ここでは○○メーカーの△△シリーズ、としておきます)。
まず私が試したのは、その△△シリーズのリップクリームでした。これがもう、素晴らしかったんです。
「これまで使ったリップクリームの中で、一番唇の調子がいい」。そう感動するレベルでした。荒れやすかった唇が落ち着いて、しっとりする。長年リップ難民だった私にとって、ようやく出会えた一本、という感じでした。
迷わず、ボディクリームに飛びついた
これだけリップが良かったんです。当然、こう思いますよね。
「このシリーズ、私の肌に合ってるんだ!」
そして私は、迷うことなく、同じ△△シリーズのボディクリームに手を伸ばしました。リップがあれだけ良かったんだから、ボディもきっと最高に違いない。そう信じて疑いませんでした。
結果は——塗った途端に、全身に痒みが発生。
あんなにリップでは調子が良かったのに。同じシリーズなのに。期待が大きかった分、ショックも大きかったです。
冷静に考えれば、当たり前だった
もちろん、ここで「肌の弱い人間の鉄則」を破っていたのは事実です。新しいものは、目立たない部位で少しずつパッチテストしてから——これが大前提。それを怠って、いきなり全身に塗ってしまったのは、私の油断でした。反省点です。
でも、もう少し根本的なことに気づきました。
冷静に考えてみれば、同じシリーズだからといって、リップクリームとボディクリームの成分が同じわけがないんです。
唇に塗るものと、体に塗るもの。用途が違えば、配合される成分も、テクスチャーも、保湿剤や添加物も当然違います。リップは小さな面積に少量、ボディは広い面積にたっぷり。設計思想からして別物です。
「同じシリーズ」という看板に、私はまんまと安心させられていた。ブランドのイメージやパッケージの統一感が、「これも大丈夫」という根拠のない信頼を生んでしまっていたんですね。
肌弱民は、「シリーズ買い」に要注意
ここから得た教訓は、はっきりしています。
私たちのように肌が弱い人間は、一つが良かったからといって、シリーズ全部を信用してしまうのは要注意、ということです。
化粧品やスキンケアは、「ライン使い(同じシリーズで揃えること)」をすすめられることがよくあります。確かに相性よく設計されている面はあるのでしょう。でも、肌が敏感な人にとっては、その「ライン使い」が落とし穴になりうる。一つ合ったから全部合う、とは限らない。むしろ、一つひとつが別の商品だと思って、それぞれ確かめる必要があるんです。
振り返れば、バラバラだった
そう思って、自分が今使っているものを振り返ってみました。
シャンプー、洗顔料、リップクリーム、ボディクリーム、ボディオイル、ヘアオイル……。
驚いたことに、どれ一つとして、同じシリーズで揃っているものがないんです。全部、メーカーもブランドもバラバラ。
これは、まさに「一つひとつ確かめながら、合うものだけを残してきた」結果なんですね。見た目の統一感はないけれど、その一つひとつが、私の肌が「これはOK」と認めた精鋭たち。バラバラなラインナップこそが、私の肌との対話の記録だったわけです。
まとめ
一つの商品が良かったからといって、同じシリーズの別商品まで安心するのは禁物。用途が違えば成分も違う。肌が弱い人ほど、ブランドではなく、一つひとつの商品単位で「合う・合わない」を確かめることが大切です。
そして新しいものは、必ず目立たない部位で少しずつ。これは、痛い目を見た私からの、切実なお願いです(笑)。

