今回は【除去編】の第二回です。
前回は合成界面活性剤を除去した話をしました。今回はアルコールについて。もしかしたら、こちらの方が先にやめていたかもしれません。
若い頃は無茶ばかりしていた
若い頃の私は、アトピー症状も出たり出なかったり。今ほど生活習慣を神経質に考えることもありませんでした。
そもそも飲み会が大好きで、朝まで飲み明かすこともしばしば。今振り返ると、よくあんな無茶をしていたなと思います。当時はそれが体にどう影響しているかなんて、考えもしませんでした。
すべては新築の家から始まった
私のアトピー症状のきっかけは、家族で新築住宅に移り住んでから1年ほど経った頃でした。
バブル期の当時は、新築時のホルムアルデヒド規制がありませんでした。建てたばかりの家の中は、今思えば有害物質が充満していたはずです。24時間換気設備なんてもちろんない時代でした。
私が発症して何年か経ってから、ようやくテレビなどで新築住宅のホルムアルデヒド問題が取り上げられるようになりました。「ポトスなどの観葉植物を置くと分解してくれる」なんて情報も、後になって知ったくらいです。
当時はインターネットもない時代。アトピーについて知りたくても、情報源は人づて、テレビ、書籍など限られたものだけでした。
今は本当に便利になりましたね。調べればいくらでも情報にたどり着けます。ただ、逆に情報がありすぎて、何を信じればいいか迷ってしまうのが今の悩みかもしれません。
ホルムアルデヒドとお酒が、体質でつながっていた
これはかなり後になって知ったことですが、とても腑に落ちる事実がありました。
お酒を飲むと体内でアセトアルデヒドという有害物質が発生します。これを分解するのが「ALDH2」という酵素です。この酵素の働きが弱い人は、いわゆる「お酒に弱い体質」で、日本人の約44%がこれに当てはまるとされています。
そして興味深いことに、このALDH2という酵素は、お酒由来のアセトアルデヒドだけでなく、ホルムアルデヒドなどほかのアルデヒド類の解毒にも関わっていることが報告されています。
つまり、アルデヒドの解毒が苦手な体質という共通の土台がある人は、飲酒で不調が出やすい傾向がある。だから控えめにするのが無難、ということらしいのです。
私の場合、ホルムアルデヒドが引き金になってアトピーが始まり、その同じ解毒システムに負担をかけるお酒を飲み続けていた。今思えば、体に二重の負担をかけていたのかもしれません。
お酒をやめた、その後
もともとアルコールはアレルギー体質によくないとは聞いていました。でも当時は「血流が良くなって痒くなるからでしょ?」くらいの軽い認識でした。
体質との関係を知ってからは、お酒は一切やめました。
クリスマスやお正月など、どうしても雰囲気を味わいたくなったときはノンアルコール飲料で十分。最近のノンアルは種類も豊富で美味しいので、思っていたよりずっと寂しくありません。
大好きだったお酒を手放すのは正直さみしかったですが、体の調子と引き換えにできるものではないな、というのが今の正直な気持ちです。

