乾癬とビタミンD3クリーム|飲むだけでは届かなかった話【導入編㉑】

導入編

乾癬の治療に、ビタミンD3が使われている

乾癬について調べていると、治療にビタミンD3の軟膏が処方されている例をよく目にします。実際、皮膚科で処方される外用薬として、ビタミンD3は広く使われているようです。

これを知ったとき、自分の状況を思い返しました。日中はほとんど日光に当たらず、長年、事務仕事を続けてきた身です。ビタミンDが足りていないことは、明白でした。


サプリで、花粉症は消えたけれど

実は私、ビタミンD3のサプリメント自体は、2年以上前から飲み続けていました。目的は、免疫機能を整えることでした。

そして、これには驚くような効果がありました。40年にも及ぶ花粉症が、なくなったのです。あれほど毎年悩まされていたものが嘘のように消えて、嬉しくて仕方ありませんでした。おそらくビタミンD3のおかげだろうと思っています。

ところが、です。免疫にはこれほどはっきり効いたのに、肝心の皮膚症状は、どうしても改善されませんでした。同じビタミンD3を飲んでいるのに、なぜ体の内側には効いて、皮膚には届かないのか。ここが、長いあいだ不思議でした。


皮膚は、栄養がいちばん届きにくい場所?

素人考えですが、こう思い至りました。

皮膚は、人間の体のいちばん外側に位置しています。血液に乗って運ばれる栄養素は、毛細血管を通って各組織に届けられますが、皮膚の表面はその毛細血管のさらに先です。だとしたら、口から摂った栄養素がいちばん届きにくい場所なのではないか——そう考えると、飲んでも皮膚に反映されにくいのは、仕方のないことなのかもしれません。

もちろん、これは医学的にきちんと確かめたわけではなく、あくまで私なりの推測です。それでも、この考えにたどり着いたとき、一つの結論が浮かびました。飲むだけでは足りないなら、皮膚に直接塗ればいいのではないか。


ビタミンD3クリームを探して

そう考えて、自分で塗るタイプのビタミンD3を探しました。皮膚科で処方される軟膏ではなく、自分で手に入れられるもの。いろいろ探した末に、あるメーカーのビタミンD3クリームにたどり着きました。

処方薬ではないので、あくまで自己責任で試すことになります。それでも、飲むだけでは届かないという実感があったので、試してみる価値はあると思いました。(実際に使っているものは、記事の最後にご紹介します。)

ひとつ、大切なことを書いておきます。乾癬の治療で、皮膚科からビタミンD3の外用薬を処方されている方もいると思います。その場合、自己判断で市販のものを併用したり、処方薬を置き換えたりするのは避けてください。必ず主治医に相談したうえで判断してもらえたらと思います。私の場合は、処方薬を使っていない状態で、自分で選んで試した——という前提の記録です。


最初は、ピリピリして痒みが増した

正直に書きますが、使い始めはなかなか大変でした。

塗るとピリピリする感じが気になり、痒みが増したように感じたのです。とくに顔や首など、皮膚の薄い部位では赤みが出て、これは続けられるだろうかと不安になりました。

そこで最初は、刺激をやわらげる順番にしました。お風呂上がりに、保湿 → 保油 → D3クリーム、と最後に塗る形です。油分でいったん肌を落ち着かせてから、その上にのせる。これなら刺激は抑えられました。

ただ、この順番には問題がありました。油でフタをした後に塗るので、D3が肌に入っていきにくいのです。せっかくのビタミンD3が、表面に乗っているだけになってしまう。

そこで、体が慣れてきた頃を見計らって、順番を変えました。保湿 → D3クリーム → 保油、という今の形です。理想を言えば、いちばん最初にD3クリームを塗るのがいいのかもしれませんが、刺激のことも考えて、しばらくは二番目で様子を見ているところです。

二番目にしても、ピリピリ感はあります。それでも、以前に比べれば「こんなものかな」と慣れてきました。


2ヶ月続けて、変わったこと

使い始めて2ヶ月が過ぎた今、はっきり変わったことがあります。

慣れないうちは、顔や首の皮膚の薄い部位で赤みが気になっていました。ところが今は、逆に塗ることで赤みが抑えられるようになったのです。刺激を感じていた場所が、むしろ落ち着いてきた。この変化には、自分でも驚いています。

そして、この経験から確信したことがあります。サプリのビタミンD3は、やはり皮膚まで届きにくいのだ、ということです。同じ成分でも、飲むのと塗るのとでは、届く場所が違う。花粉症には効いたのに皮膚には効かなかったこと、そして直接塗ることで変化が出たこと。この二つが、その答えを教えてくれた気がします。


日光浴も、続けています

もう一つ、ビタミンDのために続けていることがあります。日光浴です。

なるべく一日15分くらい、バルコニーで両腕を出して日光に当たるようにしています。ビタミンDは、日光を浴びることで体の中でも作られます。塗る、飲む、そして日に当たる——できることは全部やっておこう、という気持ちです。

以前、家庭菜園の記事でも書きましたが、庭仕事をしていると自然と日光に当たれるので、あれも私にとっては一石二鳥の習慣になっています。


内と外、両方から

こうして振り返ると、私がたどり着いたのは「内と外、両方から補う」という形でした。

飲むビタミンD3は、免疫を整えてくれる。花粉症が消えたのが、その証拠だと思っています。でも、皮膚には届きにくい。だから、皮膚には直接塗る。そして日光にも当たる。それぞれ役割が違うのだから、どれか一つではなく、組み合わせて使う。

一つの成分でも、入り口が変わればできることが変わる——以前、オメガ6の話でも同じようなことを書きました。飲むか塗るかで働きが変わるという意味では、今回も同じでした。同じ成分だからと侮らず、どこから入れるかを考える。それが、遠回りのようで、いちばん確かな道なのだと思っています。


私が使っているもの

参考までに、私が使っているビタミンD3クリームをご紹介しておきます。

海外メーカーのもので、私はこれを2ヶ月ほど続けています。ピリピリ感には個人差があると思うので、心配な方は、まず目立たない場所で少量から試してみることをおすすめします。

タイトルとURLをコピーしました