そばはグルテンフリー?素麺の代わりに十割そばを選ぶ夏【導入編㉓】

導入編

夏になると、麺が食べたくなります。

素麺、ひやむぎ、冷やし中華。冷たくてつるつるしたものが、暑い日にはちょうどいい。分かります。すごく分かるんですが、私はどれも食べられません。

グルテンフリーの生活を始めて8年ほどになります。以前も書いたとおり、パンをやめたら長年の不調が消えたので、そのまま続けています。ただ、この生活でいちばん困るのが麺類です。

素麺もひやむぎも冷やし中華も小麦。夏に限らず、ラーメン、うどん、パスタ。麺という麺が、だいたい小麦でできています。

そんな私が、夏の主食としてたどり着いたのが十割そばでした。今日はその話をします。


まず大事な話——そばはグルテンフリーではありません

ここを間違えると意味がないので、最初に書きます。

「そばなら小麦じゃないから大丈夫」と思っている方、けっこう多いと思います。私も最初はそう思っていました。

でも、世の中で売られているそばの多くには、小麦粉が入っています。

そば粉だけでは麺がつながりにくいため、つなぎとして小麦粉を混ぜるのが一般的だからです。そば粉8割・小麦粉2割の「二八そば」が代表的で、乾麺の場合はもっと小麦粉の割合が高い商品も普通にあります。

なので、グルテンを避けたい人が選ぶべきは十割そばです。そば粉100%、つなぎに小麦を使っていないもの。パッケージに「十割」と書かれています。

原材料表示を見れば一発で分かります。「そば粉、小麦粉」と並んでいたら対象外、「そば粉」だけなら十割です。この確認は、慣れると数秒で終わります。


十割そばが、思った以上に優秀だった

代わりが見つかっただけでも助かるのに、十割そばは中身もいいのです。

ひとつはタンパク質。そばは穀物の中ではタンパク質が多めで、しかも小麦や米では不足しがちなアミノ酸を含んでいると言われています。麺なのにタンパク質が摂れるというのは、地味ですがありがたいところです。

以前GI値の話を書きましたが、そばは小麦の麺や白米と比べて、血糖値の上がり方がゆるやかだと言われています。GI値の高いものでも食べ方でカバーできる、という話も書きましたが、そもそもGI値が低いものを主食にできるなら、そのほうが楽です。

そして何より、おいしい。

これが一番大事かもしれません。「体にいいから我慢して食べている」ものは、まず続きません。十割そばは素麺の代用品としてではなく、単純においしいから食べています。そば粉の香りがしっかりあって、むしろこちらのほうが好きになりました。

なお、そばアレルギーは症状が重くなることがあるので、そこは念のため。合わない方には、この記事はまるごと当てはまりません。


めんつゆの小麦は、気にしていません

よく聞かれそうな点なので、書いておきます。

めんつゆに使われている醤油は、小麦から作られています。「じゃあ結局グルテンを摂ってるじゃないか」と思いますよね。

私はここは気にしていません。理由は、醤油は発酵の過程で小麦のタンパク質が分解されるため、最終的にグルテンとして残る量はごくわずかだと言われているからです。海外でも、醸造された醤油はグルテンを避ける人が使って問題ないとされることが多いようです。

もちろん、セリアック病など医師から厳密な除去を指示されている方は別です。私の場合は体質的に小麦を避けているだけなので、この線引きで8年間なんともありません。

自分の基準がどこにあるかを知っておく、というのは大事なことだと思います。


米粉麺、大豆麺——選択肢が増えました

ここ数年で、グルテンフリー向けの麺がずいぶん手に入りやすくなりました。

米粉麺は、つるつるしていておいしいです。食感が素麺やラーメンに近いので、「あの感じ」が恋しいときにはこちらのほうが満たされます。大豆麺もあります。

始めた頃を思うと、本当に選択肢が増えました。以前は「食べられないものリスト」を眺めてため息をつくことが多かったのですが、今は代わりが見つかることのほうが多い。ありがたい変化です。


アイスをやめて、冷凍ブルーベリーへ

夏の食生活で、もうひとつ変わったものがあります。

私はもともとアイスが大好きでした。夏場は毎日でもいい、というくらい。でも今は食べていません。甘いものを控えているのと、植物油脂を減らしているからです。

意外に思われるかもしれませんが、ラクトアイスには植物油脂が入っています。 乳脂肪の代わりに植物油脂を使うことで、あの独特のなめらかさが出ているんですね。オメガ6を減らそうとしている身としては、ここは見過ごせませんでした。原材料表示を見て、静かにお別れしました。

その代わりにしているのが、冷凍ブルーベリーです。

凍ったまま、そのまま食べます。冷たくて、ほどよく甘くて、シャリシャリしていて、これが思いのほか満足感があるのです。アイスが食べたくなったら冷凍ブルーベリー。今のところ、これで足りています。


まとめ

夏の食生活を振り返ると、こんな形に落ち着きました。

素麺の代わりに、十割そば。アイスの代わりに、冷凍ブルーベリー。

「あれもこれも食べられない」と数えていた頃より、今のほうがずっと気が楽です。代わりが決まっていると、我慢している感覚がなくなるからだと思います。

食べられないものを数えるより、食べられるものを見つけるほうが、たぶん長続きします。

タイトルとURLをコピーしました